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元図書館司書の読書日記。不定期更新。

金持ち父さん 貧乏父さん / ロバート・キヨサキ  お金に働かせるってどういうこと?お金の入門書。

こんにちは。

先週末久しぶりにお酒を飲みに行って(しかも昼から♪)、

かなりストレス発散したソラです。

前職の先輩方と飲みに行ったのですが、

やはり皆さん会社に対して思うことがあり、

後半はほとんど会社の愚痴でした。

わたしもほんの2か月前まではそうだったな~と、

そして今のこのストレスフリーな毎日を思い、

感慨深い気持ちになりました。

 

退職して早2か月ほど経とうとしているのですが、

「組織に属さない」ということは、

自由と引き換えに安定(お金とかお金とかお金とか…)を

手放すことなんだなと痛感しております。

そんな自分に焦りを覚え、

ビジネス書は苦手なのに思わず本屋で購入したのが、

今日紹介するあまりにも有名なこの本です。

 

金持ち父さん 貧乏父さん / ロバート・キヨサキ (筑摩書房)

 

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

あらすじ

 

金持ち父さんからお金について学び始めたとき、私はまだ 九歳だった。三十年後、その授業のすべてが終わったとき、私は金持ち父さんが教えてくれたことはわずか六つであることに気づいた。この本は、その六つの教えについて書いたものだ。

「金持ち父さんの六つの教え」とは…

第一の教え 金持ちお金のためには働かない

第二の教え お金の流れの読み方を学ぶ

第三の教え 自分のビジネスを持つ

第四の教え 会社を作って節税する

第五の教え 金持ちはお金を作り出す

第六の教え お金のためではなく学ぶために働く

(『金持ち父さん 貧乏父さん』 ロバート・キヨサキ著 より引用)

 

感想

 

あまりにも有名なので、既に読まれている方も多いと思います。

それに投資・経営・金融系に強いわけでもないので、

今回は内容について詳しく書くというよりかは、

私みたいにビジネス系の書籍が苦手な人に向けて紹介したいなと思います。

 

この本を勢いで購入してしまった時に、正直思いました。

「あーまたやっちまった」と。

我が家には、数冊の積読がございます。

その99.9%がビジネス・自己啓発系。

大体、数ページで挫折。

たまに思い出して読み始めるも時間がたちすぎて、

また最初から読み直し→イライラする→断念→存在を忘れる

この繰り返し。

正直今回もそうなるかと思いました。

しかし、今回はなんとたったの2日間で読み終えました!!

私にしたらかなりの快挙です。

ではなぜ今回は読むことができたのか?

残念ながら私のレベルが上がったというわけではなく、

この本かなり読み易いんです。

お金の入門書と言われてるだけあってかなり読み易い。

「いやいや、いくら初心者レベルで説明してくれてたって、

そもそもビジネス書が苦手なんだし、つまらないよ。」と思うかもしれません。

しかし本書は、最初の導入が上手。

ロバートさんの子供のころの思い出が、

物語調で語られるのでとても引き込まれるのです。

そこからは、どうなるんだろう?金持ち父さんは何を教えてくれるの?

というかんじでどんどん引き込まれます。

 

私は本書を読んで、お金に関する認識が180度変わりました。

さすがアメリカで出版されて10年以上経つのに、

「お金の入門書」として世界中で読まれ続けてるだけあります。

(ちなみに私が読んだのは、改定版です。

アメリカではこの10年で、サブプライムローン問題やリーマンショックなど

いろいろあった為、改訂版が出版されたそうです。)

 

お金の認識を変えてくれた名言のうち、2つ紹介します。

 

中流以下の人間はお金のために働く

金持ちは自分の為にお金を働かせる  

金持ち父さん 貧乏父さん』p42)

 

ハイ!社会人になってこの6年間、お金のために働いておりました!!!

え?お金に働かせるってどういうこと?

と思ったそこのあなた。

どんどん気になってきていますね。

 

もうひとつ。

 

金持ちは資産を買う

貧乏人の家計は支出ばかり

中流の人間は資産と思って負債を買う

 金持ち父さん 貧乏父さん』p102)

 

夢のマイホームが負債だなんて!

資産じゃないの?

この前、住宅展示場行ったばっかりだよ!

とかなりの衝撃を受けました。

(本書ではマイホームを買うなと言っているわけではない。

負債と資産の正しい認識が大事というわけですね。)

 

え?どういうこと?

と気になってきませんか?

答えは読めば分かります。

 

この本、20歳くらいの時に読みたかったなと思います。

若い時に読めば読むほどいいのではと思います。

ロバートさんが一番伝えたいのは、ファイナンシャル教育の重要性です。

将来自分の子供が出来たら教えてあげたい。

その為にも勉強しなくては、と強く思いました。

 

ビジネス書苦手な方でも本当にすんなり読めます。

お金と今後の人生設計について多少なりとも不安を抱えているのなら、

まず最初の第一歩としてこの本を読んでみてください。

目から鱗体験できますよ!

 

 

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

 

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