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元図書館司書の読書日記。不定期更新。

高台家の人々 / 森本梢子 妄想力は人生を切り開く?

こんにちは♪

突然ですが、みなさん普段妄想していますか?

私は比較的している方だと思われます!

自分で言うとちょっと気持ち悪いですね…

 

今日は妄想系女子が主人公のぷぷぷと笑える少女漫画を紹介します。

 

高台家の人々 / 森本梢子 (集英社

 

高台家の人々 1 (マーガレットコミックス)

 

あらすじ

 

妄想が趣味の地味系女子・平野木絵はニューヨーク支社からやって着た超イケメン社員・高台光正に突然食事に誘われ、驚く。実は光正には、ある特殊な能力が!それは光正の妹と弟にも――― ヒットメーカー森本梢子が放つ不可思議ラブコメディ! 「高台家の人々森本梢子著より引用 

 

感想

 

作者の森本梢子さん、代表作といえばあの「ごくせん」ですね。あと「デカワンコ」、「アシガール」とかも有名ですね。

いずれもコメディ要素が高く、ほんとに面白いです。

そしてもちろんこの「高台家の人々」も、森本節が光っています!

まず設定が既に奇想天外。

主人公の木絵は、29歳の口下手で地味系女子。

しかし小さなころから妄想力だけは逞しく、仕事中もボーっとして上司に睨まれる始末。

そんな木絵の働く会社に、ニューヨーク支社から高台光正という高学歴、貴族のお家柄、イギリス人クォーターで黒髪・碧眼のありえないくらいパーフェクトなイケメンがやってきます。

全女子社員が狙う中、なぜか光正は木絵を気に入り二人は付き合うことに!

とここまでだったらよくある少女漫画のストーリー。

ありえなさすぎて陳腐です。

 

しかし森本ワールドは一味違う。

なんと光正は、人の心が読めるテレパスだったのだ!

会社でもところ構わず繰り広げられる木絵のバカげた妄想がツボにはまった光正は、

いつのまにやら木絵が気になる存在になっていたのだ。

そして実は高台家は長男光正を筆頭に、妹と弟もテレパス。(兄弟全員黒髪・碧眼)

そんな高台家の面々と彼らに関わる人々のお話です。

何が面白いって、ちょくちょく出てくる木絵の妄想が、私にはかなりツボ。

シュールでばかばかしいの大好きなので…

 

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そして忘れてはいけないのが、光正がほんとにかっこいいこと!

森本さんが書く男性ってほんとにかっこいい。

タキシード仮面以来のときめき。(セーラームーン世代です。)

もう女性なら惚れること間違いなし!

 

妄想力は人生を切り開く?

 

木絵は、地味でそんな取り柄もない女の子。

しかし妄想力だけはピカイチ。

辛いことや怒れることも妄想のネタにして消化することで、

負の感情をため込まず今まで乗り越えてきた。

結果的にそんな彼女の心根に光正は惚れこんだのです。

まさに妄想で玉の輿!

まあこれは漫画の世界で、こんなことは現実には起こらないわけですが…

けれど実際に何かを生み出す人って、妄想力も逞しいのではと思うんですよね。

漫画家、作家、脚本家とかストーリーを生み出す人々はもちろん、

起業して成功する人たちも妄想力があると思います。

妄想は想像力ですから。

先見の明がないとビジネスは成功しないですよね。

だから世の成功者は全員妄想家なんだ!

(トランプさんとかものすっごい妄想してそう。ちょっと頭の中覗いてみたい。)

という私の妄想です。ほんとすみません。

お付き合いいただきありがとうございます。

 

私の妄想はどちらかというと木絵よりのあまり役に立たない系統なので、

成功者にはなれなさそうです。

 

ところでこの「高台家の人々」、映画化しましたね。

最近は自分の好きな漫画がどんどん映画化されるのでびっくりです。

木絵の妄想部分がどう映像化するのか気になるところですが、

観るかどうかは迷い中です。

好きな漫画や本って、先に読んでいるものだとどうしても比較してしまうし。

難しいところです。

 

最後になりましたが週末の息抜きに、ぷぷぷと笑えるこの漫画、おすすめです!

 

 

 

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