11人いる! / 萩尾望都 SF的クローズド・サークル
こんにちは!
今日はなんだか重たい空ですね~
ようやく梅雨らしくなってきたのか?
最近、萩尾望都さんの『ポーの一族』の続編が発表されて話題になっていました。
もちろん萩尾望都という名前は知っているのですが、世代的にはかなり上でリアルタイムではないので、一度も読んだことがありませんでした。
しかし一度は萩尾作品を読んでみたい!
そう思っていたところ、先日TSUTAYAのコミックレンタルで、萩尾作品を発見!
そしてずーっと気になっていたこの『11人いる!』をレンタル。
(ポーじゃないんかい!というツッコミが聞こえてきそう。)
昨日読み終えたので、この興奮が収まらないうちに感想を書きたいと思います。
11人いる! / 萩尾望都 (小学館文庫)
あらすじ
宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。 Amazon CAPTCHA
感想
11人いる!っていうこのタイトルのインパクト。
そしてこのタイトルに引けををとらない中身。
すごい!すごく面白かったです。40年前に発表された作品とは思えません。
この話の世界について少し説明します。
宇宙進出を果たした未来の地球人が51の惑星を開拓し、
異星人と総合政府を樹立したテラ。星間連盟(サバ系・ロタ系・セグル系の3大国から成る)において4番目の国力も持つまでになる。
主人公は、テラ系のタダという少年。
宇宙大学校というテラが設立した星まるごと大学という学校に入るべく、
超難関試験を乗り越え最終試験まで残る。
その試験とは、宇宙船の中で10人の受験生と共に53日間生き延びろ!
というものだった。
しかし実際に宇宙船に乗り移ってみると、受験生は10人のはずなのに、1人多い!誰だ?!
疑心暗鬼になる面々。おまけに巨大な宇宙船の一部で爆発まで起きる始末。
どこからどこまでが試験なのか?はたして11人目は誰だ?!
自分であらすじ書いてて、また読みたくなりました。
このお話、世界観もしっかりできているSFな上に、
クローズド・サークルのミステリ要素も兼ね備え、
そして少女漫画には忘れてはいけない恋愛要素もあり…
面白くないわけない!
あ~もっと早く読めばよかった。と後悔の念でいっぱいです。
実は、40年前の漫画なのでちょっと読み辛いかなと懸念していた部分もありました。
まあ見事に杞憂でした。
萩尾ワールドに見事にどハマりしてしまいした。
今はほかの作品を読んでいます。そのうちポーも読む予定です。
読み終わり次第感想を書いていく予定です。
世代じゃない人も、もちろん男性も、この名作漫画ぜひ読んで頂きたい!
今日はタイトルに影響されて、ビックリマーク多めの記事になっていますね~
では、また明日!!!!!!!